2020年第1四半期で過去最高売上高を更新して波に乗っていたAppleが少し足止めを食らいそうです。
Appleの有名なアナリストであるミンチ―クオ(Ming-Chi Kuo)によると、2020年の第2四半期(7~9月)まで主要製品のiPhoneの生産量はそれほど改善することはないとのこと。
光学レンズの輸送が間に合わず生産できず
この数週間、中国を中心とする感染症拡大の影響で、中国にあるAppleのサプライヤー工場では労働者の復職率が低く、遅れが生じるとの警告を示しています。
Apple自身も2/17に、投資家に対して売上高がガイダンスに達しないと告知する、いわゆる利益警告を発表してます。
Appleは台湾・ジーニアスエレクトリックオプティカル(玉晶光電)社の光学レンズを採用しているが、報道によると今回の騒動でレンズの輸送回数がここ一ヶ月の間でガクッと減ってしまったとのこと。
今倉庫にあるレンズを食いつぶしていく形でiPhoneを製造していくので、市場への供給量は徐々に減少してます。
ミンチ―クオの予想だと、
「今現在は1ヶ月分のレンズの在庫はあるが、通常時のような大量生産が再開するのは早くても5月頃になる」
とのことで、もう少しするとiPhoneが手に入りづらい状況になる可能性が高いので、iPhoneの買い替えを検討している人は急いだほうが良いかも。
あと余談だけど、ミンチ―クオは2020年に発売されるiPhone(仮称:iPhone12)はiPhone11と同じ設計の超広角レンズが組み込まれると予想している。
1月にミンチ―クオは「今のところ、2020年の秋には5GのiPhoneが予定通り発表される」と予想していますが、おそらくこの予想は外れて11月ごろにズレるとの予想が有力になってきています。
また更に最近だと「長い間話題になっているiPhone9(もしくはiPhoneSE2)は、感染症が猛威を振るっているものの2020年第1四半期には発表される」とも言及しており、iPhone9も本当に予定通り発売されるのか、そして発売されたとしても需要に応えれるほどの供給が出来るのかが不安視されています。
感染症がどれほどAppleのサプライチェーンに影響を与えるか、未だ未知数です。
Source: MacRumors
Image:MacRumors